株式会社丁子屋(港区虎ノ門/代表取締役社長吉井恭子)は、2020年2月12日より森ビルが所有する新ビル「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」にリニューアルオープンいたします。
2020年のオリンピックイヤーはフランスからのツアー顧客も受け入れます。着物を通じて若い方にも、外国人の方にも日本文化や和の心に触れていただきたいと思っています。
2月11日(祝)には虎ノ門ヒルズフォーラムにて竣工式兼着付け教室のお免状式を執り行います。

(写真は新作の、“ちょうじつむぎ”左から2020年春、2020年秋に掲出予定)(写真は新作の、“ちょうじつむぎ”左から2020年春、2020年秋に掲出予定)

当社は、創業以来、近江商人の哲学「三方よし」に基づき、職人と庶民に寄り添い、日常の着物とされてきた紬を得意としてまいりました。普段着の紬は、実は日本人の「モッタイナイ精神」から生まれた叡智の結集です。この普段着の価値を高め、職人たちの伝統技術を伝えたいと思い、このたび「ちょうじつむぎ」を開発し、モダンに、上品にランクアップさせました。コンサートやホテルのカフェにも相応しい、光沢のある質感とモダンなデザイン性です。

不振が続く呉服業界の中で、当社が生き残ることができたのは、変わり続けてきたからかもしれません。1枚で2パターン楽しめる「リバーシブル帯」、オノ・ヨーコさんがイギリス留学の際に持参された「つぼ折れコート」、100周年祭から開発している「ちょうじつむぎ」、2つの配色を選べる絞り帯、お気に入りの布を帯にする職人技のサービスなど、お客様視点で様々なオリジナル商品を開発して参りました。

また、商品だけでなく、着付け教室、職人の工房見学、懐古布(丁子屋の商標)レンタルなども早くから行ってきたことは、着物や和の文化に触れたいという人を増やし続けることに微力ながら貢献してきたのではないかと思っています。

このたび、「ちょうじつむぎ」をさらにモダンに仕上げ、自分らしく生きたい30-40歳の女性をターゲットに「心色と、生きていく。」というコピーを開発しました。詳細は、ホームページに記載していますが、着物に配色される和の色が西洋の色とは異なる素晴らしさを有していることは、言うまでもありません。和の色は、その人の「心の色」を優しく表現してくれます。その意味で、和の色は「心色」だと言えると思うのです。着物を着てみたい女性たちは皆、和の色に惹かれます。和の色は草木など自然の色を大切に用い、職人が染め、織りなした「心色」でもあります。

クールジャパンが広まって以来、日本の伝統文化が着々と復活しつつあります。着物を着てみたいという女性や男性が若い世代で増えつつあると同時に、50代以降の方にも、もう一度着物を着てみたいというニーズがあります。

2020年は東京にオリンピックが来ます。着物を通じて、若い方にも外国人の方にも日本文化や和の心に触れていただきたい。男性用の着物も拡充し、日常をより豊かにするお手伝いをさせていただきます。

商品例
・  紬(オリジナルの“ちょうじつむぎ”(写真)、結城紬、大島紬、塩沢紬)
・  江戸小紋(一枚持っておくと便利ながら、絶滅しつつある伝統工芸)
・  色無地(白生地からお好みの「心色」にお染め致します)
・  メンズ着物
・  礼装、振袖も、染と織、各種取り揃えております

丁子屋について
寛政十年(1798年)滋賀県にて創業、明治35年(1902年)虎ノ門にて呉服店創立。
東京の日常を楽しむための「ちょうじつむぎ」、2色の組み合わせが美しい総絞りの名古屋帯、オノ・ヨーコさんがイギリス留学の際に持参された「つぼ折れコート」などオリジナル商品から、基本的な着物シーンまで、あらゆるニーズにお応えします。和の色は、心の色。本物を知る審美眼で、その方の個性を引き出すコーディネートをご提案致します。染・織だけでなく悉皆含めて職人の技術を守り続けつつ、お気に入りの布や洋服を帯にする新しいご提案もしています。
お着物レンタル、着付け、着付け教室、和のお稽古(和裁、三味線、鼓、書道)も常時受付しています。