10月15日(火)には同コラボレーション企画を記念したローンチイベントを「B.C STOCK代官山店」(渋谷区猿楽町19-5)にて開催。人気ファッションYouTuberなかむ氏をスペシャルゲストにお招きし、ベイクルーズグループ株式会社ジョイントワークス 染谷邦夫COOと小説『マチネの終わりに』にまつわるトークショウや同企画のコラボレーション商品を紹介いたしました。
なかむ氏はイベントの模様をYOU YUBEで公開しました。
https://www.youtube.com/watch?v=KcBggz2KSSs
過去に映画作品をはじめ、さまざまなコラボレーションを手掛けてきたことのある「B.C STOCK」ですが、小説の世界観をカタチにするのは初の試みとなります。
小説『マチネの終わりに』が好きで繰り返し読んでいるという染谷COOは、今回のコラボレーションについて
映画などすでにビジュアライズされているモノとアパレルは相性もよく、過去にも例がたくさんあるが、一方で、読者によって心象や脳内イメージが異なる小説というジャンルを、アパレルで表現する事は難しく、そこをどう表現できるのか、大好きな作品でチャレンジしたかった。
展開商品に関しては、お客様一人ひとりの日常のコーディネートに寄り添えるように、全体的に控えめなデザインだが、その中でも個性的なポイントも伝わる様に、バランス感を意識した。と話しさらに今後について、国内外を問わず、過去の名作と呼ばれているような小説ともコラボレーションできたらうれしいと抱負を述べています。
期間中は「B.C STOCK代官山店」にて小説『マチネの終わりに』に登場する名言やフレーズ、原作者 平野啓一郎氏の独特の表現をアパレルアイテムやウィンドウディスプレイで再現。また、イベント当日には、表参道「ル・ポミエ(Le Pommier)」さんによる小説『マチネの終わりに』の世界観をイメージしたカクテルが登場し、お招きしたインスタグラマーさんらをはじめ参加者にふるまわれました。
マチネ(matinee)はフランス語で朝(午前)の意味。夜が明ける曖昧な時間と“過去と未来”がいりまじったイメージをカクテルにした一品。下層にブルーキュラソー、上層にはグレープフルーツとパイナップルのジュース。炭酸を加えて柔らかい印象のお洒落なカクテルに仕上がっています。
■なかむ氏×染谷邦夫トークイベント
ローンチイベントの後半には、人気急上昇中のファッションYouTuber、なかむ氏を招いてのトークショウを開催。小説『マチネの終わりに』にちなんだ質問以外にも、染谷COOからなかむ氏へYouTuberになったきっかけや、好きなデザイナーズブランドなどについての質問が。また、なかむ氏からは「B.C STOCK」の目指す今後についての質問などがされました。
蒔野の「未来は常に過去を変えてるんです」というセリフが印象的な小説『マチネの終わりに』ですが、実際に未来が過去を変えた体験をしたことはありますか?
なかむ氏は、 IT系の広告代理店を退社し「好きなことをやりたい」とアパレル業界に転職した際に、周囲から「やめとけ」「バカじゃん」とバッシングされたことを話し、「YouTuberとして頑張ることで周囲の皆さんから認めてもらえるようになったが、成功すると周囲が“手のひら返し”のように接してくることがある。それはそれで悲しい」と成功することで過去の評価が変化したことをコメント。
染谷COOは、大好きだった牛肉が、ふとした事で嫌いになったエピソードを披露。
10代の頃、車を運転していた時に、トラックの荷台に乗せられた、屠殺される運命の牛と目が合い、それ以来一切牛肉を食べられなくなってしまった。今では少しでも牛肉を感じると身体に拒絶反応が出る程に。20年以上前のことだけれど、 牛肉を美味しく感じていた過去の記憶が、すっかり変わってしまった経験を語りました。
たった3回会しか会っていないのに深い恋に落ちた蒔野と洋子。3回で恋におちた経験はありますか?
なかむ氏と染谷COOの「一般的に3回ぐらい会ってからお付き合いに至らない?」という会話から、なかむ氏は「僕は一目惚れみたいなことが多くて。恋に落ちるならば3回くらいがちょうどいいと思う」と共感する一方、染谷COOは「僕はないです」と断言。さらに「パリと東京とか物理的な距離あるのに3回はないかなぁ」と疑問の声も…最終的に「こんなに遠距離なのに愛を育めるってすごいよね」と決着。
ファッションYouTuberについて
世界的ファッションデザイナー、ヨウジヤマモト氏とのコラボレーションなど、ファッションYouTuberとして人気・知名度共に急上昇中のなかむ氏。YouTuberは務め先であるブランド古着屋『Brooch』の集客のためにビジネスで始めたこと、また、マルジェラのアナトミックパンツが好きなことを話すと、染谷COOはアナトミックパンツがきっかけで洋服の世界に入ったエピソードを話し、お互いに意気投合しました。
なかむ氏からはファッションYouTuberに対してどう思うかと質問され、染谷COOは、最近の20代は、WEB媒体に対するリテラシーが高く、その中の一つとしてyou tubeが常に身近にある。これからは、TVや雑誌は更に影をひそめ、いろんなコンテンツが充実しているyoutubeに本格的にシフトしていくのではという感じさえしている。YouTuberがもっと活躍して身近になっていくのではないか、とコメント。
また「アウトレットショップが代官山にあるのは珍しい。「B.C STOCK」は他にはない面白さがありますよね?」となかむ氏に問われると、染谷COOはスタッフがいて接客して、というような従来のショップの在り方から脱却し、新しい買い物体験を提供したい。時にはテクノロジーの力を借りながら、店頭のビジュアル表現や接客を常に最新の状態にアップデートさせていきたい。その為には、既成の概念に捉われず、エンターテイメント性を強くし、常に新しいことにチャレンジしていく事が重要だと答えました。
■『マチネの終わりに』×B.C STOCK商品ご紹介
制作にフォトグラファーの上野裕二氏とカリグラファーの北村磨氏をむかえ、それぞれのアイテムに小説のシーンや言葉をイメージしたグラフィックを取り入れました。作品の世界観を表現した商品は、これからのシーズンにさりげなく華を添えてくれます。全9型
●文庫本『マチネの終わりに』のビジュアルをポケット部分のデザインにとりいれたシャツ
●蒔野のクラシックギターをぬいたデザインのカリグラフィー
●洋子の好きなリルケの刺しゅうと、物語のなかに登場する“つぼみと花“をイメージ
●蒔野がスランプに悩むシーンで登場する“楽屋で飲み干したエビアンのボトル”をモチーフにしたフーディ。「これ着たいですね!」と、なかむ氏もお気に入りの一品。
なお、店頭にてコラボアイテムをご購入頂いたお客様には、先着で『マチネの終わりに』×B.C STOCKオリジナルトートバッグをプレゼントいたします。
小説『マチネの終わりに』
天才ギタリストの蒔野(38)と通信社記者の洋子(40)。
深く愛し合いながら一緒になることが許されない二人が、
再び巡り逢う日はやってくるのか――。
出会った瞬間から強く惹かれ合った蒔野と洋子。しかし、洋子には婚約者がいた。
スランプに陥りもがく蒔野。人知れず体の不調に苦しむ洋子。
やがて、蒔野と洋子の間にすれ違いが生じ、ついに二人の関係は途絶えてしまうが……。
芥川賞作家が描く、恋の仕方を忘れた大人たちに贈る恋愛小説。
平野啓一郎『マチネの終わりに』特設サイト
https://k-hirano.com/lp/matinee-no-owari-ni/
「B.C STOCK(ベーセーストック)」
スピック&スパン、イエナ、ドゥーズィエムクラス、ジャーナルスタンダード、エディフィスなど、ベイクルーズグループブランドのアウトレット商品を中心に、コストパフォーマンスに優れ、時流感とクオリティ感のあるオリジナルウェア・インポート商品をミックスコーディネートすることで独自に価値を提供するProposedOutlet Shop(提案型アウトレットショップ)です。
【マチネの終わりに】×B.C STOCKコラボアイテム
http://blog.baycrews.co.jp/bcstock/?p=64181
B.C STOCK公式サイト
http://bcstock.jp/