今回は、アクセサリー作家であり、フラワーアーティストであるcheeeech(チーチ、以下:C)さんとのインタビューを行いました。早速ですが、その模様をお届けしていきたいと思います。

山:それでは、インタビュー始めます。宜しくお願いします。

C:よろしくお願いします。

山:それではCheeeechさんのサイトを開きながら聞いていきたいと思います。早速ですが、どんなお仕事をされてますか?

C:アクセサリーを作っております。

山:ありがとうございます。

アクセサリーはご自身で作られているんですか?

C:はい。

山:それは何か「モチーフ」があったりとかするものですか?

C:はい、お花が好きなので、お花を使ったモチーフで作成しています。

山:それを作ろうと思ったきっかけはどういったことがあるのでしょうか?

C:小さい頃からお花が好きで、「特にこれが」といったきっかけはないのですが、気づいたらモチーフがお花になっていました。

山:なるほど。。「妖精の花屋 Cheeeech」の「妖精」とはどういう意味なのでしょうか?

C:ちょっとファンタジーの要素を入れたいなというのがあって、「目に見えないけど、そういった目に見えないものを大切にしたい」という思いを込めて、その言葉を選びました。

山:今、お店はどちらに構えているのですか?

C:メインはインターネットで、実店舗としてのお店はないですね。

山:作成しているのは、ピアス・イアリングが主ですか?

C:あとはご要望があれば、ネックレスだったり、コサージュだったりも作成しています。

山:今ある販売サイトはYahooで展開されていますが、「今後、誰に届けたい、どんな人に身に着けてほしい」などの思いはありますか?

C:そうですね。できたら「顔が見えないお客様」よりかは、「対面でお会いしたお客様」に販売したいなという思いは少しあります。

山:質問難しかったですよね。例えば、原宿系とか渋谷系とか、花がモチーフだから森ガール的なジャンルとかもあるかと思うのですが。

C:私の作風的に、森ガール的な方に好んでいただいているのかな、という気はしています。

山:そしたら、「ゆきぽよさん」よりも「ヨシタカさん」な感じですね。

C:すみません。存じ上げてなくて勉強しておきます。。。

山:作品を作成される際に、心掛けていることとか、意識されていることとかはどういったことがありますか?

C:そうですね。ハンドメイドって一点物なので、こう、買っていただいて箱を開けられた時にも喜んでいただけるような見た目だったり、デザインだったり、品質とかそういったところを意識して作成しています。

山:実際に買っていただいた方からのお声などはどういったものがあったりしますか?

C:そうですね。割と依頼をいただいて作成していることが多いので、例えばデザインとかで「お花を増やしてほしい」とか、なるべくお客様からのご要望になるべく沿うように作成しているので、気に入ってくださったりとか、友達へのプレゼントとして購入いただいた方が「自分用にもほしい」ということで購入していただいたりとか、嬉しいお言葉をいただいたりしています。

山:先ほどの質問とかぶる部分もあるかと思うのですが、今後、いろんな方に作品を届けたいと思っているかと思うのですが、どういったところに満足していただきたいというか、作品の推しポイントとしてはどういったところになりますか?

C:そうですね。。ハンドメイドなので、「他にはないようなデザイン・発色」といった「一点物」という部分がやはりポイントになっているかと思います。

山:例えば、「鬼灯の一輪挿し」とか面白いなと思ったのですが、本物の鬼灯を使用されているんですよね?

C:はい、そうなんです。

山:特殊な技術とか使用されて作成されているのですか?

C:あれに関しては、本物の花なのですが、ドライフラワーなので、生花じゃなく、ちょっと加工して作成してはいますが、、、乾燥させて利用しています。

山:イアリングとかピアスとかって、アレルギーが気になられる方もいるかと思うのですが、対策とかはどういったことをされているのでしょうか?

C:「思った以上にアレルギーの方が多いんだなぁ」と販売していて思うことはあって、「カフスはないですか?」とか「イアリングで樹脂で作成しているものはありませんか?」といった問い合わせはいただくので、そういった方も随時対応させていただいております。

山:「ギフトラッピングもやっている。」ということですが。

C:はい。やっぱり自分用ではなくてプレゼント用でという方も多いと感じたので、始めました。

山:いろいろな作品を作成していくと思うのですが、特におすすめの作品や、「この作品のこの部分がおすすめ」などあれば教えていただきたいです。

C:私自身が、お花を作ることが好きなので、もちろん本物のお花を加工することも好きなのですが、一から花びらだったりとか花を作れるワイヤーのお花が個人的に一押しかなと思います。

山:あれ、すごいですよね。本物っぽく見えるけど、不思議な感じしますよね。ちょっと話変わっちゃうんですが、注文があれば全国で対応されていたと思うのですが、海外も対応されていましたよね?

C:はい、ご要望があれば。

山:このサイトにある写真の中で、一番人気なものはどれになるのでしょうか。

C:リップフラワーの作品になるのですが、「花冠」の、プルメリアっていうお花が一番人気です。

山:帯留めとかもかわいいですよね。帯留めを作成した理由ってどういったことがあったのでしょうか?

C:私の友人でよく着物を着ている人がいるのですが、その人が「良い帯留めがないなぁ」と探していたんですね。そこで私がお花で作成したものを気に入ってくれたことがキッカケなんです。

山:アクセサリー以外で得意なことがあるとお聞きしたのですが。

C:ドライフラワーを加工したりする仕事を前職でやっていたので、ウエディングブーケをドライフラワーに加工したりといったドライフラワー加工とかも得意です。友人とかのブーケとかも作成したりしていました。

山:今日身につけられているアクセサリーもご自身の作品なんですよね。

C:はい、自分で作りました。

山:自分で作成したものを身に着けていられるって、すごいですよね。
これから季節が変わって寒くなっていくと思うのですが、もし新商品の告知みたいなのがあれば教えてください。

C:クリスマスに向けて、緑/赤といった配色のデザインの作品を考えています。

山:ちょっと話が変わってしまうのですが、「胡蝶蘭」とか「鬼灯」とかは花としては有名どころだと思うのですが、一般的にはあまりアクセサリー化されていない花を選ばれているのって何か理由があるんですか?

C:単純に、「自分が作りたかった」という部分が大きいと思います。笑
でも、バラとかだともう既に他の作品として出されている方も多いと思ったので、だったらそれより作品としてはまだあまり見られたことのない「胡蝶蘭」とかが形がかわいいと思ったり、「鬼灯」のコロンとした形がかわいいから使いたいなと思ったので作品に取り入れました。

山:細かい話になるんですが、実際の梱包・発送など作品を作る部分以外で気を付けていることとかもありますか?

C:まず第一に、「壊れないように。」は心掛けているんですが、「箱から出したときに、、クリスマスプレゼントじゃないですけど、開けたときにテンションを上げてもらえるような包装・ラッピングを心掛けるようにしています。

山:確かに。箱とかもきれいでしたよね。

C:あ、本当ですか。ありがとうございます。

山:作品を作る時って、どれくらい時間がかかるものなのでしょうか?

C:リップアートとかだと、乾かすのに1日置いたりするので、そういう意味では2日程かかりますね。

山:一般的に最近、ハンドメイドアクセサリーが流行っていると思うのですが、Cheeeechさんの作品って普通に売られているものとは少し違うな、って思うんですよね。ご自身の作品のデザインとかも含め全て自主製作なのですか?

C:はい、そうですね。好きなお花を組み合わせてみて、どんな感じになるかなぁと考えながらデザインしています。

山:先ほど、「プルメリアの花冠」が人気ということだったのですが、理由としてはどのようなことがあるのでしょうか?

C:そうですね。季節を選ばないお花なので選んでいただきやすいのかなと思います。

山:そもそもインターネット販売を始められたキッカケとしては、なんだったのでしょうか?

C:インターネット販売を手掛けている友達からお誘いを受けたことがキッカケです。

山:Cheeeechさんのサイトもきれいですよね。こだわった部分など教えてほしいです。

C:お花の数や種類を意識しました。好きなお花で作品を選んでいただけたりできるようなサイトをイメージしました。

山:そういえば、Cheeeechさんの名前の由来って何ですか?

C:はい。下の名前が「Chihiro」っていうんですけど、「ちーちゃん」っていう呼び名で友達からは呼ばれていたんですね。で、それが長い歴史を経て、「Cheeeech(ちーち)」に変形していきました。

山:オーダーメイドも受けられているんですね。どういった依頼が来るのですか?

C:例えば「お花をミックスしてほしい」とか、「イアリングで作成しているデザインでカフスにできますか?」とかですかね。がっつりフルオーダーというわけではないのですが、そういった注文をいただいております。

山:「加工から発送まで一人でやっている小さなお店」ということですが、今後お店を増やしていったりされるのでしょうか。

C:う~ん。検討します。笑

山:要検討でお願いします。笑
作品の中に色遣いが結構鮮やかな、ビビットな作品があると思うのですが、ご自身の好きな色を使われている、とか色に意味があったりされるのでしょうか?

C:そうですね。色に意味があるというよりかは、お花のもともとのイメージを使って作品を作成しているからそう思われるのかもしれないですね。

山:結構ラインナップが、ピアス・イアリング・フックピアス・樹脂ピアス・樹脂イアリングってたくさんあると思うのですが、それぞれの特性とか、樹脂で分けられている理由はどういったものがあるのでしょうか?

C:やはり、金属アレルギーの方がいらっしゃるので、そういった方にも好きなアクセサリーを着けていただけたらな。という思いで「樹脂」でできたアクセサリーも選択していただけるようにしました。

山:カテゴリーとしては、「ブローチ」も記載があるのですが、今後作っていくということなのですか?

C:はい。ブローチも作っていく予定です。

山:今後とか、どこか出店とかされる予定ですか?

C:明日と明後日(11/16~17)でデザインフェスタに出店する予定があります。

山:じゃあ、インターネットではなく、リアルにお店を出されることもあるんですね?

C:そうですね。月に1回を目安に出店するように心がけていて、出店する時は土日で出しています。

山:最後に、、Cheeeechさんにとって「花とアクセサリー」ってどういう存在ですか?

C:やはり女性にとって、「アクセサリー」って日常の一部だと思うんですけど、自分で外に着けていくことで元気をもらえたりとか、アクセサリー着けることで気持ちを上げていけるようなものがアクセサリーだと思っていて、「お花」も似たようなものだと思うんですけれども、毎日は必要ないかもしれないんですけど、「日常に色どりを添える」という役割があるかなと私は思っています。

山:なるほど、本日は、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

C:ありがとうございました。